「Googleフォームでパスワードを送信しないでください」ってどういうこと？

Googleフォームを入力し終えて、送信ボタンまで来たところで気になるのが

「Googleフォームでパスワードを送信しないでください」という注意書きです。

これは一体どういう意味なのでしょうか？

この記事では、Googleフォームを例に、「パスワードを送信しないでください」という言葉の理由と、それがなぜ大切なのか。

「Googleフォームでパスワードを送信しないでください」ってどういうこと？

につい説明します。

なぜ、パスワードを送信しないでくださいと書いてあるの？

そもそもですがパスワードは、あなただけの「秘密の鍵」のようなものです。

様々なサービスを利用するための大切なカギです！
それを他人に教えてしまうと、自分が利用しているサービスの大切な情報が盗まれてしまう可能性があります。

Googleフォームは便利なツールですが、基本的には公開されている場所です。
それを使ってパスワードを送信すると、パスワードが他人に知られるリスクがあるからです。

パスワードを送信してしまうとどういうリスクがある？

パスワードを送信してしまうと、それを利用してあなたのアカウントに不正アクセスされるリスクがあります。

Googleフォームで誤って送信してしまうパスワードは、Googleアカウントのパスワードです。

Googleアカウントのパスワードが漏洩すると、
Googleのサービス：Gmail、YouTube、Googleフォト、GoogleMapなどに不正ログインできます。
また、スマホがAndroidの人は、スマホの連絡先などにもアクセスができる可能性があります。
パスワードの送信はとても危険な行為です！絶対しないでください！

アクセスした側も犯罪です。総務省のホームページには以下のように記載されています。

  不正アクセス行為の禁止等に関する法律（不正アクセス禁止法）は、不正アクセス行為や、不正アクセス行為につながる識別符号の不正取得・保管行為、不正アクセス行為を助長する行為等を禁止する法律です。
  識別符号とは、情報機器やサービスにアクセスする際に使用するIDやパスワード等のことです。不正アクセス行為とは、そのようなIDやパスワードによりアクセス制御機能が付されている情報機器やサービスに対して、他人のID・パスワードを入力したり、脆弱性（ぜいじゃくせい）を突いたりなどして、本来は利用権限がないのに、不正に利用できる状態にする行為をいいます。

引用元：「総務省 安心してインターネットを使うために国民のための情報セキュリティサイト」より

パスワードはあなただけが知っているはずの情報なので、それが他人に知られてしまうと、あなたの名前で悪事を行われる可能性もあります。

例えば、あなたのメールアカウントやSNSアカウントなどが乗っ取られてしまうこともあります。

他人のID・パスワードを入力してログインした時点で犯罪になります。

パスワードは、Googleフォームでは送らないようにすること

絶対にGoogleフォームでパスワードを送信しないようにしましょう。

他のお問い合わせフォームでもID・パスワードは送信しない。

ログインパスワードを忘れた場合は、利用サービスに必ず「パスワードを忘れた方はこちら」みたいに、パスワードを再設定できるシステムが用意されています。

そちらを利用しましょう。

また、Googleフォームを作成して利用者から送信してもらう場合でも、パスワードの送信を促す項目を作成したり送信させないようにしましょう。

まとめ

パスワードはあなたの大切な情報を守るための秘密の鍵です。

それを無闇に人に教えてしまうと、自分の情報が盗まれたり、アカウントが乗っ取られるリスクがあります。

そのため、Googleフォームなどの公開されている場所でパスワードを送信しないようにしましょう。

フォームでは、パスワード送信は絶対しないでください！
※パスワードリセットや、パスワード変更以外です。←この場合も公式サイトかURLの確認は怠らないようにしてください。